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ドイツの電力消費:自然エネルギーの比率が2017年に36%へ上昇

2018年1月11日

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ドイツの電力消費:自然エネルギーの比率が2017年に36%へ上昇

 ドイツのエネルギーバランスに関する統計データを定期的に公表しているAGEB(AG Energiebilanzen) によると、ドイツ国内で2017年に消費した電力量のうち36.1%を自然エネルギーが占めた(図参照)。前年から4.5ポイントの上昇で過去最高を記録した。自然エネルギーの中でも風力が陸上・洋上を合わせて大幅に伸びた。

ドイツの電力消費に占める自然エネルギーの比率
注:2017年の数値は12月21日時点の予測
出典:AGEB, Bruttostromerzeugung in Deutschland ab 1990 nach Energieträgern(2017年12月21日、ドイツ語)

 発電電力量で見た自然エネルギーの比率は33.1%で、これも過去最高である。ドイツでは2017年に発電した電力量のうち540億キロワット時を他国に輸出していることから、消費電力量の比率と差が生じる。

 一方で最大の電力源である石炭火力の発電電力量は21世紀に入って最低の水準(37.0%)まで下がり、自然エネルギーとの差は4ポイントを切った。このほかガス火力は13.1%、原子力は11.6%にとどまっている(石油火力などが5.1%ある)。

外部リンク

  • JCI 気候変動イニシアティブ
  • 自然エネルギー協議会
  • 指定都市 自然エネルギー協議会
  • irelp
  • 全球能源互联网发展合作组织

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